【奈良県】十津川郷

山中のオアシス。美しい自然に囲まれた秘境感漂う道の駅。

生活用吊橋としては日本最長の「谷瀬の吊り橋」や、熊野三山の奥の院「玉置神社」、国の特別名勝の大渓谷「瀞峡」など見どころの多い十津川村。村の面積は672 .38km²と東京都23区よりも広く、国内で最も広い村としても知られています。(※施政権の範囲内に限る)。

道の駅は、奈良県五條ICより国道168号線を南下すること約1時間半のところにあります。道中の山道には、ところどころ狭隘区間が残っていて、運転に神経を使いますが辿り着いた時の達成感はなかなかのもの。旅情を感じます。

道の駅の下には、エメラルドグリーンの水が美しい「十津川」が流れています。建物正面からは2階建てに見えますが、実際には4階建て。付近にある赤い橋からは、渓谷に切り立つように駅舎が建てられている様子を見ることができます。

限られたスペースに建築されているため、道の駅としては規模は小さめ。2024年のゴールデンウィークに訪れた際には、駐車場は満車でした。近隣にある十津川村役場の駐車場が臨時開放されていたので、そちらに車を停めました。

十津川村は温泉郷としても知られています。道の駅の敷地内には足湯場が設けられており、源泉掛け流しの温泉が24時間楽しめます。足湯場の横では「ふれあい朝市」が開催されていて、串こんにゃくや、煮卵が売られていました。2023年7月に訪れた際に、煮卵を買いましたが、味が染みていてとても美味しかったと記憶しています。

売店(ヤマザキショップ)

駅舎1階にはコンビニエンスストア「ヤマザキショップ」があります。私の記憶では、奈良県内の道の駅でヤマザキショップが入っているのは、ここの他に「吉野路黒滝」と「吉野路上北山」のみ。

コンビニなので、どこでも買える商品が陳列されていますが、道の駅十津川郷のヤマザキショップは、地域の名産品のコーナーを大きくとっている感じがしました。※ちなみに野菜の販売所はありませんでした。

①十津川産の乾物や手作りこんにゃくなどが並ぶ。②せんべいなどのお菓子、ジャムなどの加工品、各種おみやげも。③ショップの一画に設けられているイートインコーナー。目下には十津川の美しい景色が広がっていて、窓の隙間からは心地よい風が入ってきていました。

グルメ・蕎麦処

道の駅の2階にある蕎麦処「行仙」では打ち立て蕎麦を提供。十津川産のなめこと辛味大根を使った「なめこおろし蕎麦」(1100円)が人気なのだとか。(営業時間11:00~15:00)。GWに訪れた際には、入店待ちのお客さんの列が、建物の階段にまで伸びており、諦めました。

結局、ヤマザキショップで「たけのこご飯」(500円)を購入し、イートインコーナーで食べることに。

①イートインコーナーからの眺め。防火仕様の窓ガラスなのが残念ですが、仕方のないところ。十津川の美しい自然に癒されました。②具だくさんの、たけのこご飯(だし巻き玉子付き)。パックではない、本物のたけのこの味がしました。優しい味付けに、ほっこり。

その他の施設(伝習館)

建物地下1階にある「むかし館」では、昔の山道具や筏の模型が展示されているようです。というのも、展示室の明かりがついておらず見学ができませんでした。後日調べてみると、スタッフさんに声をかけ電気をつけてもらう仕組みのようです(汗)。

また、エレベーターホールには、大型の熊の剥製がありました。エレベーターのドアがあいてすぐの所に、置いてあるので、一瞬ドキッとするのでご注意を。ところで、この熊はツキノワグマではなく、ヒグマではないでしょうか。詳しい方、教えてください。

施設情報

■住所:奈良県吉野郡十津川村小原225-1
■路線名:国道168号線
■営業時間:8:30~17:30(12月~2月は9:00~17:00)※施設により異なる。
■定休日:無休
■駐車場:25台(大型車2台/普通車23台)
■スタンプの場所:建物1階
■URL:https://michinoeki-totsukawago.com/

※本記事で掲載されている情報は公開時点のものであり、閲覧時点での情報と異なる場合があることを、ご了承ください。

訪問日

2023年7月・2024年4月

近隣の道の駅

道の駅 吉野路大塔(約40キロ)
道の駅 熊野古道ほんぐう(約21キロ)

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