【和歌山県】みなべ町うめ新興館

梅に特化した道の駅。梅干しの種でつくられた観音様も見逃せない。

和歌山県中部に位置する日高郡みなべ町は、梅の生産量日本一の町。約120平方キロメートルの町域で、梅の全国収穫量の約25%を占めています。また、梅の最高級ブランド「南高梅」の発祥の地であり、町内のいたるところに梅園が広がっています。

そんな梅の町にあるのは、全国でも珍しい梅に特化した道の駅。梅干しを漬ける樽をイメージした3階建ての駅舎には、梅資料館が併設されており、梅の歴史や品種、梅を使った料理のレシピなどがパネルや映像で紹介されています。

江戸時代に作られた梅干しの実物展示もあったりと、梅干しがあまり好きではない私でも、興味深く見学することができました。

①梅資料館のようす。梅全般についてかなり詳しく説明がされています。②梅と鶯(うぐいす)。梅の花の開花と、うぐいすがさえずりだす時期が重なることから、美しいものの例えとして使われます。うぐいすはみなべ町の鳥にも指定されています。③梅干しの種でつくられた「梅観音」。梅干しの種の白い部分を「観音様」といいますが、梅干しの種で観音像をつくる発想がすごい。

建物3階にある物販コーナーは、清々しいまでの梅づくし。梅干しをはじめ、梅をつかったドレッシングや加工品、お菓子などに留まらず、うめTシャツも販売。特に梅干しの種類が豊富で、一粒から大袋まで、お好みの味付けと塩分濃度をお選びいただけます。

館内エレベーターホールから物販コーナーまでの通路には、地元で採れた野菜も売られていました。ちなみに、レストランはありませんでした。

建物屋上にある展望フロアーからは、みなべ町の街並みと、梅園が眼下に広がる。次は梅の花の時期に訪れてみようと思います。おみやげで買った「プレミアムダイヤモンド梅」(一粒300円くらい)。肉厚でとろけるような食感は、梅干しのイメージを覆す一品。梅干しが苦手な私でも、美味しく食べられました。

施設情報

■住所:和歌山県日高郡みなべ町谷口538-1
■路線名:国道424号線
■営業時間:9:00~17:00※展示室の入場は16:30まで。
■定休日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)/年末/ ※2月は無休
■駐車場:51台(大型4台、普通車等47台)
■URL:https://www.town.minabe.lg.jp/ume_kanko/01/04/2013091100182.html

※本記事で掲載されている情報は公開時点のものであり、閲覧時点での情報と異なる場合があることを、ご了承ください。

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