【和歌山県】熊野古道中辺路

熊野古道に隣接する小さな憩いの場。

古くから人々の信仰を集める熊野三山。熊野三山とは和歌山県新宮市の熊野速玉大社、同県那智勝浦町の熊野那智大社、同県田辺市の熊野本宮大社の三社の総称であり、この三社を詣でる道のことを「熊野古道」と呼びます。熊野古道にはいくつかのルートがありますが、中でも有名なのが田辺市から熊野本宮大社に向かう「中辺路」。平安時代から鎌倉時代にかけては、熊野御幸の公式参詣道として利用されていました。

道の駅は、国道311号線と熊野古道中辺路の接点に位置しており、熊野古道をめぐる観光客の休憩所として賑わっています。特に外国人観光客が多いのが印象的でした。

駅舎は、12角形のかたちをした木造平屋の建物。花笠をモチーフにしているようです。飾り気のない静かな佇まいで、自然のなかの憩いの場のような雰囲気でした。敷地内には駅舎の他、トイレ棟と木陰の休憩所があり、休憩所には、牛馬童子像のレプリカが設置されています。(牛馬童子像は道の駅から歩いて約20分。)

小さな店内。延床面積は大阪府にある道の駅「ちはやあかさか」より狭いかも。建物中央の柱を中心に、円を描くようなかたちで商品が陳列されています。取り扱うのは、地元の名産品やハンドメイドの工芸品など。熊野古道をめぐる観光客等のために、草餅やめはり寿司なども並んでいます。どれも大量生産された商品には無い、素朴な温かみを感じました。

建物の奥側は座敷になっており、四季折々の景色を楽しみながら飲食ができます。メニューは、山菜うどん(650円)、梅うどん(750円)、牛丼(750円)など。一番人気は「鮎のひつまぶし丼」(880円)。地元で採れた鮎を甘辛く炊き込んだ一品です。喫茶コーナーの営業時間は9:00~14:30まで。

鮎のひつまぶしをテイクアウト。甘辛く煮た鮎の身はホロホロとして食べやすく、タレで炊き込んだごはんは、疲れた体に沁みるしっかり味。元気がでます。

施設情報

■住所:和歌山県田辺市中辺路町近露2474-1
■路線名:国道311号
■営業時間:9:00~17:00 ※施設により異なる
■定休日:年始 / 12月~2月の毎週木曜
■駐車場:27台 (大型車3台/普通車24台)
■スタンプの場所:店内
■URL:https://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/wakayama/kumanokodonakahechi.html

※本記事で掲載されている情報は公開時点のものであり、閲覧時点での情報と異なる場合があることを、ご了承ください。

近隣の道の駅

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道の駅 水の郷日高川龍游 (約27km)

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