【福井県】名田庄

自然と歴史に包まれた、穏やかな雰囲気が魅力

福井県南西部、嶺南地方に位置する「おおい町」は、海と山に囲まれた自然豊かな町です。その中でも、名田庄(なたしょう)地域は、京都府・滋賀県との県境に接する山間の地で、日本の原風景を思わせるような、あたたかな空気が今も静かに息づいています。

またこの地は、陰陽師・安倍晴明を祖とする安倍家一族が移り住んだことでも知られています。その歴史の中で暦作りが盛んになり「暦の里」としても多くの人に親しまれています。

道の駅は、国道162号線沿いにある「頭巾山少年旅行村」の敷地内に位置し、木造平屋建ての校倉(あぜくら)造りの建物が特徴です。

敷地内には、安倍家と暦の歴史をテーマにした博物館「暦会館」や、町営ホテル「流星館」、スポーツ施設、バーベキュー施設なども併設されており、ドライブの休憩地点としてだけでなく、ゆっくりと滞在し地域の魅力をじっくりと楽しむことができます。

道の駅は、1998年4月に福井県内で4番目の道の駅としてオープンしました。駐車場の向こうには、広々とした芝公園がひろがっており、山の中のオアシスといった雰囲気。開けた空間には心地よい風が吹き抜け、周囲の自然に包まれたその場所では、空気が新鮮で美味しく感じられました。

名田庄の名産が並ぶ魅力的な物産館

物産コーナーは小規模ながら、地元の名産品が揃っています。中でもおすすめなのが、総本山永平寺でも食べられている名物「名田庄漬」と、山菜の王様とも言われる「自然薯(じねんじょ)」です。名田庄産の自然薯は高級品としてとても有名で、その強い粘りと風味が特徴です。小さい頃、名田庄の自然薯が食卓に並ぶと、どこか特別な気持ちになったのを覚えています。

今回訪れた時には、自然薯の時期ではなかったため、販売されていませんでしたが、それでも自然薯を使った加工品がたくさん並んでいて、どれもとても魅力的でした。

名田庄名物の自然薯そばが味わえる「よってっ亭」

道の駅の建物に隣接する、蕎麦処「よってっ亭」では、地元名産の自然薯を生地に練り込んだ「名田庄そば」が味わえます。提供されているおそばは、すべて自然薯そばとのこと。コシがしっかりしていて、素朴ながらも深い味わいが魅力なんだそうです。今回はタイミングが合わず、残念ながら食べられなかったのですが、口コミでも評判の味と聞いているので、次回は必ず寄ってみたいと思っています。

また、「よってっ亭」ではソフトクリームの販売もしていて、そばだけでなくちょっとした甘いひとときも楽しめそう。お店は水曜日が定休日なので、訪れる際はちょっと気をつけたいポイントです。営業時間は10:30~17:00。ただし季節により変更されます。

施設情報

  • 住所:福井県大飯郡おおい町名田庄納田終109-4-1
  • 路線名:国道162号線
  • 営業時間:【3月~11月】9:00~18:00、【12月~2月】9:00~17:00※施設により異なる
  • 定休日:水曜日、年末年始
  • スタンプ:休憩所内
  • 駐車場:大型3台、普通車37(身障者用3)台、二輪専用有
  • URL:https://www.wakasa-ohi.jp/michinoeki-natasho/
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訪問日

2023年1月 2024年8月

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