【奈良県】なら歴史芸術文化村

文化財の修復の様子が見学できる、本格的な学びの館。

奈良県天理市にある道の駅。天理市は奈良県東部にあり、天理教の本拠地として知られています。市内には独特の建築様式で建てられた宗教関連施設が多数存在し、厚い信仰心を感じられる宗教都市です。この地に、奈良県の歴史文化資源に触れ・学べる歴史芸術文化活動の拠点として2023年3月にオープンしたのが、道の駅「なら歴史芸術文化村」です。

道の駅の敷地内には、農産物直売所や伝統工芸ショップ、レストランがある「交流にぎわい棟」を含め、4つの別棟の建物と公園があります。情報発信棟、文化財修復・展示棟、芸術文化体験棟、交流にぎわい棟です。また、マリオネットホテルが道の駅の敷地に隣接して建てられており、まさに奈良県の顔となる立派な道の駅で、国土交通大臣より重点「道の駅」に選定されています。

2023年5月には、上皇上皇后両陛下が訪問され、文化財修復工房を見学されました。

交流にぎわい棟

交流にぎわい棟の1階には、農産物直売所と伝統工芸スペース、レストランがあります。農産物直売所では、地元で収穫された野菜のほか、奈良県内の名産品や、お弁当、パン、お惣菜などが販売されています。伝統工芸スペースでは、吉野杉を使った食器や、地元の陶芸家による作品の展示販売が行われています。

①吉野杉を使った木工品。高密度の密植による細く均一な木目が美しい。②館内でもひときわ目を引く持国天像。デザインは、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親である 籔内佐斗司氏。③レストラン「まるかつ」。奈良県・大阪府に店舗を構える、とんかつ屋です。(営業時間は9:00~20:00)

文化財修復・展示棟

2023年5月に上皇上皇后両陛が見学された「文化財修復・展示棟」。道の駅を訪れた際には、必ず立ち寄っておきたい施設です。ここでは像等彫刻、絵画・書跡等、歴史的建造物、考古遺物の4つの修復工房があり、それぞれガラス越しに修復作業の様子を見学することができます。※ホームページによると、土日は修復技術者による修復作業は行っていないと書かれていますが、一部工房では修復作業を見る事ができました。また、休館日を除く毎日14時から40分間、専門職員による案内のもと修復工房の見学ツアーが開催されているようです。

文化財の修復工程などを映像やパネルで紹介

薬師寺東塔の精巧な模型

施設情報

■住所:奈良県天理市杣之内町437-3
■路線名:国道25号線
■営業時間:9:00~18:00  ※施設により異なる
■定休日:月曜日 / 年末年始 ※施設により異なる
■駐車場:80台 傾斜なし
■クレジットカード・電子マネー:可
■URL:https://www3.pref.nara.jp/bunkamura/

※本記事で掲載されている情報は公開時点のものであり、閲覧時点での情報と異なる場合があることを、ご了承ください。

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