【奈良県】宇陀路室生
彫刻家がデザインした斬新な建物。レストランでは絶品料理に舌鼓を。
奈良県の中東部に位置する宇陀市。古くは伊勢神宮と大和を結ぶ伊勢街道の宿場町として栄え、市内のいたるところにその名残が残っています。また、宇陀市には神社やお寺などの史跡が点在しており、なかには国宝や重要文化財に指定されているものも多くあります。

道の駅は、奈良県と三重県の県境にほど近い山間部に位置し、宇陀川が隣を流れる静かなロケーションにあります。
片流れ屋根のガラス張りの建物「森の回廊館」は、室生出身の彫刻家、井上武吉が設計したもの。鳥が飛び立つ飛翔をイメージしており、道の駅らしからぬ斬新な造りが印象的でした。



①吹き抜けの店内には、木材がふんだんに使われており落ち着いた雰囲気。②物販コーナーでは、ハンドメイド雑貨や小物が並ぶ。イラン直輸入のギャッベ(絨毯)が売られていたのは驚き。③地元の名産品であるお餅類の取り扱いも。
農産物直売所「こもれび市場」


農産物直売所「こもれび市場」では、地産の野菜や生花、ジビエなどが販売されています。こちらの農産物直売所は、駅舎から駐車場と球体彫刻が設置されている広場を挟んだ向かい側にあります。距離として50mほど離ており、また農産物直売所前にも専用駐車場があるので車で移動するのがよいかも。
レストラン「青葉の庄」


道の駅に併設されたレストラン。有名料理店・ホテルの料理長など務めたシェフが腕によりをかけたメニューを提供。いままで、いろんな道の駅で食事をしましたが、ここが一番おいしかったです。もう絶対におすすめ。営業時間10:00~17:00、お食事は11:00~(水曜日定休)

一番人気は、地元野菜を使った「宇陀川御膳」(1,540円)。ごはん、天ぷら、うどん、小鉢まですべて美味しい。天ぷらは、素材の食感を残した絶妙な揚げ加減。うどんはあつあつ。出汁はあっさりとしつつ深みのある味わい。酢の物の酸味の加減もよい。とろみ煮の上品なこと。
わが家では「激うま御膳」と呼んでいて、これを食べるためだけに、何度もここまで足を運んでいます。
施設情報
■住所:奈良県宇陀市室生三本松3176−1
■路線名:国道165号線
■営業時間:物販コーナー9:00~18:00、レストラン10:00~17:00、野菜直売所8:00~17:00(冬季16:00まで)
■定休日:年末年始 ※レストランは水曜定休日
■スタンプ:休憩スペース(売店奥)
■駐車場:33台(大型車4台 普通車29台) 二輪車専用:有
■電子マネー・クレジット:不可
■URL:https://www.michi-no-eki-udajimurou.jp/
訪問日
2023年1月 2024年4月・6月 2025年4月
画像ギャラリー









ちょっと寄り道

室生龍穴神社
道の駅から南に約6㎞の所にある神社。平安中期の書物にものっている古社で、水の神様・龍神を祀っています。神社の裏山には、龍神が住むといわれる龍穴がある。日本三大龍穴の一つで、実際に目でみて拝めるのはここだけ。
境内には樹齢600年を超える杉の木がいくつもあり、パワースポットとしての人気も高い。

室生寺
道の駅から南に約6km。真言宗室生寺派の大本山の寺院で、女人高野として知られています。
国宝「五重塔」は平安時代初期に建てられており、屋外に建つ五重塔としては、法隆寺五重塔についで古い。その他にも、金堂、釈迦如来立像など国宝・重要文化財が数多く残っています。
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