【和歌山県】あらぎの里
あらぎ島にほど近く、里山風情を感じる道の駅。
日本の棚田百選・国の重要文化的景観に選ばれている名勝「あらぎ島」の近くにある道の駅。阪和自動車道の有田ICから、国道480号線を通って高野山方面へ、車でおよそ1時間ほど。決してアクセス抜群とはいえませんが、だからこそ味わえる、のんびりとした里山の風景が心をほっとさせてくれます。

道の駅自体は決して大きくはないものの、木のぬくもりを感じる駅舎が山々の風景と溶け合っていて、落ち着いた雰囲気が漂っていました。最近は、洗練された造りの道の駅も増えてきましたが、私はこういった素朴で、地域の空気を感じられる場所のほうが好きだったりします。
この道の駅がある有田川町は、「ぶどう山椒」の名産地。店内ではその「ぶどう山椒」や、名物あらぎ豆腐、こんにゃくなど、地元の味がぎゅっと詰まった品々が販売されています。
木の温もりあふれる駅舎で、ほっとひと息



①入口では「山椒ブラザーズ」というマスコットたちが出迎えてくれるのですが...なぜかひとり、転んでいる子が(笑)。そのちょっとしたユルさにも、思わずクスッとしてしまいました。②③コンパクトな店内には、新鮮な野菜や加工品のほかに、手づくりのハンカチやアクセサリーなども並んでいて、見るだけで楽しい気分に。

ふと目に留まったのが、大きな目が印象的なぬいぐるみ。何のキャラクターなのかは分からなかったのですが、その可愛さと手触りの良さに心を奪われてしまい。
1体だけお迎えしようと思っていたのですが、横で見ていた妻が「離ればなれにするのは可哀想」と言いだし、結局3体まとめて我が家の一員に(笑)。ぬいぐるみがまたひとつ、いや、3つ増えたのでした。
地産地消がうれしいレストランメニュー

道の駅には、レストランも併設されています(11:00~16:30)。こちらでは、「ぶどう山椒」を麺に練りこんだ「韃靼そば(だったんそば)」や、自家製こんにゃくを使った「こんにゃくうどん」、地元の食材をふんだんに使った日替わり定食「特選あらぎ定食」など、ここでしか味わえないメニューが並んでいます。


私たちがいただいたのは「照り焼き地鶏丼」。しっかりとした歯ごたえのお肉に、ほどよく甘辛いタレが絡んでいて絶品。冷奴もついていて、これがまた豆の味が濃くて美味しかったです。
施設情報
■住所:和歌山県有田郡有田川町大字三田664-1
■路線名:国道480号
■営業時間:3月~10月10:00~17:30 / 11月~2月 10:00~17:00 ※施設により異なる
■定休日:毎週火曜日※祝日の場合は営業し翌日休み。年末年始
■スタンプ:店内
■駐車場:普通車:25台
■URL:ココをクリック
訪問日
2023年12月
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ちょっと寄り道


あらぎ島
有田川がΩ字に曲がり内側につくられた台地を利用した棚田。江戸初期に開墾され現在まで水田として利用されている。日本棚田百選に選ばれ、2013年には国の重要文化的景観に選定されています。
道の駅から棚田を一望できる展望所までは約800m。道の駅から歩いて行けますが、車の場合は展望所手前約300mにある駐車場をご利用ください。
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