【和歌山県】青洲の里

医・食・自然・健康を五感で楽しむ複合施設

和歌山県紀の川市にある「青洲の里」は医・食・自然・健康をテーマとした複合施設型道の駅です。

世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させた外科医・華岡青洲(はなおか せいしゅう)の偉業を称えながら、歴史にふれ、地元の味覚を楽しみ、自然と調和した時間を過ごせる場所となっています。

約2,5700㎡の広大な敷地には、華岡青洲に関する資料が展示されている「フラワーヒルミュージアム」や青洲が住まい、診療を行っていた住居兼診療所を再建した「春林軒(しゅんりんけん)」をはじめ、四季の花々やハーブを鑑賞できる「ふれあい公園」、農産物直売所などが併設されています。

春林軒

1997年にオープンした「春林軒(しゅんりんけん)」は、青洲の住居兼診療所および医学塾です。主屋と蔵は当時の建物がそのまま残されており、その他の建物も調査資料に基づき忠実に復元されています。

ラジオドラマ風の音声や人形による演出により、青洲が手術に臨む姿、家族とともに麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」の実験を重ねた様子などが、臨場感豊かに再現されていました。

「春林軒」の入場料は大人300円、小・中学生200円と、気軽に立ち寄れる価格になっています。なお、未就学のお子さまや、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料です。営業時間は10時から17時まで(最終受付は16時30分)ですが、11月から2月の冬季期間は16時30分まで(最終受付は16時)となりますので、訪問の際はご注意ください。

フラワーヒルミュージアム

1999年にオープンした「フラワーヒルミュージアム」は、道の駅の本館となる建物。世界的建築家・故黒川紀章による設計で、華岡青洲が麻酔薬に使用した曼陀羅華(まんだらげ)の花をモチーフとしたモダンなデザインとなっています。

館内には、物産ショップ、レストラン、情報コーナー、華岡青洲の資料展示室があります。資料展示室では青洲が実際に使用していた手術道具や、当時の医学資料などが展示されています。(展示室は撮影禁止でした)

那賀ふれあい市場(農産物直売所)

2024年3月にオープンした農産物直売所「那賀ふれあい一番」。こちらは、道の駅として登録された2015年以前からある他の施設とは異なり、隣接するトイレ棟とともに比較的新しく整備された建物です。

店内では、可動式の平台を中心に、地元産の野菜や果物が陳列されています。精肉・鮮魚の取り扱いはありませんでした。店の規模を考えると、全体的な品数はやや控えめな印象ですが、そのぶん通路幅が広く、買い物しやすい印象でした。

旬彩バイキング「和音(わのん)」

フラワーヒルミュージアムに併設されたレストラン「和音」では、地元の旬の食材をふんだんに使った、ビュッフェ形式の食事が楽しめます。オープンは午前11時。私たちもその時間に合わせて訪れましたが、すでに数組のお客さんが順番待ちをされていました。

食べ放題の制限時間は60分。旬の食材をつかった料理はどれも美味しく、満足のいく内容でした。食事を終える頃には、店の外には多くのお客さんが列をなしており、人気のお店であることがよくわかりました。

営業時間は、平日が11時から14時30分まで、土日祝は15時30分までとなっています。いずれも最終受付は閉店の1時間前ですので、訪問の際は時間に余裕をもってお越しになることをおすすめします。

料金は、平日が大人1,800円、小学生以下1,200円、小学生未満800円、3歳以下は無料。土日祝は大人2,000円となりますが、お子さま料金は平日と変わりません。

施設情報

・住所:和歌山県紀の川市西野山473
・路線名:県道中尾名手市場線
・営業時間:9:00~17:00※施設により異なる
・定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
・スタンプ:フラワーヒルミュージアム内
駐車場:大型5台、普通車100、二輪専用有
URL:https://seishunosato.com/

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本記事で掲載されている情報は公開時点のものであり、閲覧時点での情報と異なる場合があることを、ご了承ください。

訪問日

2023年9月 2025年6月

車中泊

敷地内の駐車場はやや傾斜があるため、車中泊にはあまり適していないと感じられました。ただし、隣接する道路は交通量が少ないので、夜間は静かだと思われます。

また、農産物直売所の横にあるトイレ棟は、夜間の使用ができませんのでご注意ください。ただし、駐車場を挟んだ向かい側には、24時間利用可能なトイレが整備されています。

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